考え事 : デイトレ #008 ※スイングまとめ

デイトレ

本来であれば「デイトレ」ではなく、「スイング」ですが、まだ策定段階にある覚書なので、
いったん「考え事:デイトレ」の連番で記事にしました。

本記事は、これまでのトレード経験をもとに、スイングトレードのルールを明文化した覚書です。
感情に左右されず、再現性を最優先するための考え方を整理しています。

対象 : スイングトレード(現物)
目的 : 再現性の確保・判断ブレの排除
思想 : 損失は固定、利益は裁量
補足 : 本ルールは将来の自分への覚書として作成

スイングトレードの基本方針

スイングトレードでは、現物取引のみを前提とします。
信用取引・レバレッジは使用せず、追証や強制決済リスクを排除します。

スイングは保有期間が長くなるため、逃げられないリスクを持たないことを最優先とします。

逃げられないリスクとは

逃げられないリスクとは、自分の判断やルールとは無関係に、売却そのものができなくなる可能性を指します。

具体的には、夜間・週末の悪材料による大幅ギャップダウン、ストップ安連続で売れない状態、取引停止や上場廃止リスクなどが該当します。

これは「損切りが遅れるリスク」ではなく、物理的・制度的に逃げ道が塞がれるリスクです。
そのため本記事では、逃げられないリスクをゼロにするのではなく、起きても致命傷にならない設計(現物取引・ポジションサイズ制限)で対処する方針としています。

想定外リスクは予測して避けるものではなく、発生しても耐えられるように設計するものと考えています。

ポジションサイズのルール

1銘柄あたりの投入資金は、全資金の25%未満を上限とします。
下限は設けず、分割エントリーを前提とします。

この制約があることで、無限ナンピンや致命的な損失は構造上発生しません。

分散買い(平均単価調整)のルール

分散買いの目的は、単なる平均化ではありません。

・想定内の値動きに耐える
・初動の取り逃しを減らす
・取得単価を平均化する

仮定が維持されている間のみ行う、条件付きの分散買いとします。

分散買いの構成(段階型)

買い付け比率は、各回20%ずつ、最大5枠です。

初回エントリー:20%
累計 −5% 到達時:20%
累計 −10% 到達時:20%
累計 −20% 到達時:20%
残り20%:保険枠(裁量)

※ 価格条件として使用するのは累計 −20%まで
※ 最後の20%は原則使用しない保険枠

分散買いの実行条件

以下をすべて満たす場合のみ、買い増しを行います。

・エントリー時の仮定が維持されている
・下落理由が想定内である
・値動き、出来高が異常ではない

仮定が崩れた場合、未実行分の買い増しはすべて中止します。

エントリー前・後のルール

エントリー前

エントリー前に、なぜこの銘柄を買うのかを1行で言語化します。

例:
・過剰反応による下落
・EMA21乖離回帰
・配当+金利環境

エントリー後

エントリー直後は観察フェーズとし、初期逆指値は設定しません

1日で急騰した場合の対応

買った当日に以下の値動きがあった場合、管理モードに移行します。

+5% 到達:逆指値設置を検討
+10% 到達:逆指値トレーリング開始

これは利確ではなく、一時的な過熱への安全装置です。

スイングでの利確ルール

利確は価格ではなく状態で判断します。

・仮定が崩れた
・想定ゴールに到達した
・他銘柄への資金移動が合理的になった

成功の定義

ルールを守って終えたトレードは成功と定義します。

薄利でも成功、途中撤退でも成功。
結果ではなく、再現性ある行動ができたかを評価します。

以上が、現在採用しているスイングトレードのルールです。

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