解放

本日、出所しました。※これは表現であり、極悪な職場からの解放を意味します。

最終日の勤務が開始されたころに、契約している会社のオーナーから連絡がきました。

オーナー
オーナー

現在ご参画いただいておりますプロジェクトにつきまして、
下記の通り、契約終了のご連絡を致します。

 〇〇 〇〇 様 2024年2月末日で契約終了

ご不明な点がございましたら、ご連絡ください。

という内容で、勤務中にメールが届いていました。
さらに、このオーナーからラインで「電話できますか」と。

電話で、本日で最後の勤務であることを聞きました。当日です。
いやいや。これ以上のいい加減な職場はないと思います。
ただ、非常に勉強になります。こんなに無責任な人間が経営者でも起業ができるのだと。
法人設立など、未経験ものに尻込みしてしまうことが多々ありますが、尻込みせず挑戦していく方がいいと感じました。

補足すると、2月の半ばに2月中での契約解除の話はされていました。意思確認です。
ぼくは、これに「はい。その方が助かります」と同意をしております。

とはいえ、何度終了日を確認しても、このオーナーは答えず、要員が確保できるまではっきりしたことは言いませんでした。で、結果当日の「契約解除」という結果になったのでしょう。

こういうオーナー第一の発想しかできない人は、個人的には経営者になるべきではありません。
直前まで、来月分の前半のシフトを確保するのであれば、それ相応の報酬を払うべきです。
契約は3月末まであったので、途中での契約解除はオーナー理由です。
このあたりのオーナの意識が現場でも反映されています。

今回経験した監視の仕事について

チームメンバーは10名。
夜間はバッチ処理のフロー監視、数日に一度JP1作業もあります。また、エラー監視があります。
日中帯では、エラー監視に遅延監視、JP1作業、ログ監査、一日分の証跡の移動があります。
エラー発生時は、各関係者に電話またはTeamsで投稿するようです。

業務はいたって、簡単なので、ここで求められるのは、複数人で行う作業のため「統一した手順」に従い、「ダブルチェック」を行いながら、間違いなく「指定された業務」を行うことだと思います。

監視の仕事は、業界初心者が修行する場と聞いたことがありますが、僕は経験なく、この業界で就業しているので、今回、勉強がてら応募したのが、この案件に参画した理由です。

チームリーダーは僕が所属する小さい会社の代表です。※2次請け
1次請けの会社から(以降: B社)2名。1年目と2年目の若手。
2次請けの別会社(以降:C社)から3名。
2次請けのチームリーダが代表を務める会社(以降: D社)から5名。※私も含みます。

という構成です。

B社と、C社は若手が主流です。最年長で30歳前半です。
この世代だと、「基本情報処理技術者試験」や「CCNA」などを重要視している人がいます。
今回、意外に思いましたが専門学校卒の子は、在学中にいろんな資格の取得が求められたようで、在学中に「基本情報処理技術者試験」をとったそうです。

反対に大学卒の子は、いまだ「基本情報処理技術者試験」を取得してなく、休日などの勤務の際に勉強している姿を数分ほど見ました。短時間ですが、えらいです。


ただ、一点気になったのが…「まだ一度も受けたことがない」という点。
落ちるのが怖いのかなと感じます。僕もそうでしたので…

落ちるか受かるかなんて自分の頑張り次第です。落ちても自分以外は誰も気にしません。
落ちても受かるまで受ければいいだけです。1度で受かる必要はありません。

ああ、落ちると受験料がもったいないということなのかもしれませんな。
高額な受験料が求められる試験では、僕もなかなか受けることができませんし、
「落ちたら5万が無駄になる」と考えると試験に挑むのが非常に大変になります。

今回の監視の仕事で、僕は久々に人と話しました。
1年半前からリモートワークでしか就業していないので、家族や知人以外の人と話す機会がなくなりましたが…やっぱり僕は人が好きなようで、今回の仕事はこの点楽しかったです。

投資の話ができて楽しかった

就業してすぐに、職場の人と仲良くなろうと、いろいろ質問しました。
その質問の答えにより、次からの質問を変えます。

若手の子は警戒心なく、家族構成や住んでいる場所を教えてくれました。
もちろん、僕はなんも隠さないので、聞かれればなんでも答えます。
この若手の子たちと話して驚いたことは、「資産運用を考えている」という点です。
半数はすでに、証券口座を開設しており、NISA口座も開設済みでした。

だから、この子たちには、投資信託を買う際の3つの注意点を教えました。

  • 総資産の額 ※多ければ多いほど安全
  • 信託報酬の額 ※安ければ安いほど良い 目安0.154以下
  • インデックス型

B社の2年目の子と、C社で2月に退職予定の子の二人が特に興味があるようで、Temesチャットで共有していました。この素直さ大事です。あと、僕が嘘を言っていないか考えてみれば大正解です。

あともう一つ「4%ルール」も教えました。

B社の2年目の子は、ギャンブルが好きといってたので、きっとこの4%ルールに興味があるだろうと話しました。

この4%ルールは有名なので気になる方はネットで検索してみるとよいです。
簡単に説明すると、運用している資産から生み出される4%だけ使う分には総資産は減らないような統計データのようなものです。
この考え方がわかれば、自分が生活するのに必要な金額、それを総資産から生むには、いくらまで総資産を増やす必要があるかなど目標が決まって良いと思うので言いました。

4%ルールについて、補足します。これはあくまで指標として考えた方がいいです。
総資産で、分散して(金や現金、有価証券など)持つ必要があると思います。簡単ではないと思います。
ただ、そんな先のことの詳細を今決めていたら一向に投資はできません。
あくまも目安として、4%ルールで自分が1年に欲しい金額がわかれば、目標とする総資産の額がわかるので、その程度で利用されればいいと思います。

あと、B社の2年目の子には、信用取引とFXやバイナリーオプションなどの概要だけ説明しました。
僕は、この手の投資商品を投機商品と分類していたため、経験がないです。
FXはいま勉強しており、少額ながら運用をはじめました。

そこでわかったことを、このB社の2年目の子に言いました。
この子はパチンコやマージャンをするギャンブラーです。このフレーズを若い子から聞くのはとても新鮮です。60前後の人では当たり前に聞くワードで、僕の経験上、この世代では自称「元パチプロ」の人を数名知っております。

ギャンブルをしている子は、FXや信用取引に抵抗感がないようです。
お金の計算がポジティブに計算するが非常に気になりました。
ギャンブルをしない僕にとっては非常に勉強になりました。
このB社の2年目の子には、NISAやIDECOを少しでずつでいいから、やっとくと後が楽になるよといいました。さらに、この子にはFXを進めました。どうも同期で元ホストがいて、その同期はすでに数千万所持しており、信用取引で毎日2万程度収入を得ているようです。

パチンコやマージャンに大金を払うなら、間違いなくFXで少額で挑戦した方がいいです。
そこで増えたものを一部は投資信託に回し、あまったものはパチンコやマージャンなど趣味に使うこともできます。

みんな生成AIを使ってない

この監視の仕事で驚いたのが、プログラマなどがいることです。
監視の仕事で収入を得ながら合間の時間でプログラムを制作する。
この発想があるんだと大変勉強なりました。

ただ、これは職場によると思います。
ほとんどの場所では、私物の電子端末は、スマートフォン以外は持ち込みができないと思います。

それと、もう一つ驚いたのが今巷で流行している生成AIを9割以上利用したことがないこと。
ほとんどの生成AIは無料で利用できます。
それに使うのも、日本語で書けばいいだけです。たとえば、こんな感じ…

ベンダーへ提示を求めている見積依頼を、メールで進捗および催促したい。
失礼にならないよう簡潔に文面を考えてほしい。また、下記の条件を含めて。

条件①

条件②

こんな感じで質問をすると、素敵な文面を返してくれます。
注意点としては、相手の社名や担当者名や、自分の社名など個人を特定するものは書かない方がいいです。
また、案件の詳細も機密情報だったりするので、書かない方がいいです。
あくまで、枠組みを整形してもらうような利用がおすすめです。

生成AIは、企業で「勉強会」を開いていたりして、ビジネスチャンスを狙っている状態であるので、いまのうちに慣れておくのがいいと思います。それに、こんな便利なものは使わない手ないです。
画像生成AIや、音楽生成AIなどもあると思います。

あ…いま書いてて思ったけど、C社の若手には作曲家とエンジニアを掛け持ちでこなしている人がいました。数分の曲を作るのに数時間かかると言っていたのが印象的です。
音楽生成AIという選択肢もあるのかもですね。
音楽の知識ぼくはまったくないので想像で話しますが、メールの本文と同じく、枠組み(ベースライン)ができれば、あとは肉付けを考えるだけで済むようなことができるのかな。

そうそう。D社は、新人の20代1人を除いては、30代1人、40代3人とチームの平均年齢を上げています。僕はその中の最年長の新人でした。
このD社の先輩に、学年は一つ下ですが、生まれ年が同じ人がいました。次はこの人のことを書きます。

いじめにあった人

D社の先輩で、僕より5カ月業務歴が長い人で、生まれ年が同じ人がいました。
結果、この人と一番仲良くなり、この方と一緒に仕事をする最終日では、ランチをごちそうになりました。

この先輩のことをラオウの弟という仮名で呼びます。

いろいろ現在の職場での愚痴があったようで、いろいろな話を聞きました。
おおむね、このラオウの弟さんの言うことは正しいと思います。…ただ、少し怪しいところもあります。

このラオウの弟が、チーム内でいじめにあったようで、その原因から話してもらいました。

今回参画した監視チームは離職率が非常に高く、数カ月で8割が退職していたそうです。※僕もその中に入りました!


このラオウの弟が参画してから2カ月になったある日、いじめの発端になる事件が起こったそうです。

1勤務は、かならず二人一組で行う仕事になるのですが、ラオウの弟さんと一緒に当日勤務にあたる予定だった人が、当日から連絡がつかなくなったそうです。この連絡がつかなくなった人はB社の若手さんだったようです。当日の勤務に来ない時点で、まわりにラオウの弟さんが周知したのかはわかりません。

ラオウの弟は、その勤務を一人で行い、失敗したことは聞いています。
その失敗で、D社の代表が激怒したそうです。

D社代表
D社代表

2カ月間何やってたんですか。
私がやるからどけっ!

と言われ、D社代表のチームリーダーが代わりに業務にあたったそうです。
で、さらに失敗してしまったそうです。

コントみたいで、当事者でなければおもしろいです。

この失敗が大問題のようで、相当チームリーダも怒られたようです。
ただ、あとのことを聞くに、ラオウの弟さんのせいにしたのではないかと思います。

ラオウの弟さんが、D社代表からもらった発注書では「期限が3か月」だったそうですが、4カ月目からは1カ月契約となり、更新も末日に決まるといういい加減なものになったようです。
さらには、報酬額も減額されてしまったようです。

ただ、これは新たに契約書を取りかわしてないようなので、突っつけば取り返せそうですが。


…後日、他の人から聞いて知ったのですが、これはラオウの弟だけではなく、ほかの人も単月や複数月とまちまちだそうです。別の人から聞きました。

このラオウの弟さんも、2月の最終日に、「3月末日で契約解除する」と言われたそうです。

ラオウの弟さんは実はリッチ

このラオウの弟さんの次の仕事を探しますよと僕は言いました。
ともいうのも、僕もまだ転職先を探している状態なので担当者に聞けばいいだけですので。

条件が厳しいです。こんな条件です。

週三日勤務で、月50万ほしい。就業形態はフリーランスのみ。
業種はITがいいです。

というもの。この方は、コネがあるようで某大手の家電メーカー所属の情シスでアカウント管理やキッティング業務を一人で請負っていたようです。
専門的な知識は内容で、業種をITに絞ると…難しいです。しかも週3で…50万。

すぐに金額面は40万に下げていましたが、それでも難しいです。
プログラマやフルスタックエンジニア、コンサル業などはあると思いますが…どれもラオウの弟さんの経験では難しそうです。ただ、実際の職務経歴書を見たことがないので経験持ちかもです。

そうそう。生成AIの使い方をラオウの弟さんに教えたところ。いろいろ面白い使い方をしてくれました。

使い方① : 週3で月50万の案件を紹介してください。
⇒生成AIの元になっているデータは数年前のものなので、リアルタイムのデータは反映されていません。そのため、この手の質問を答えれないと思いましたが…求人情報が返ってきました。希望とは程遠いですが…ちゃんと答えれる点、発見でした。

使い方②:ラオウの弟は誰?
⇒ケンシロウと返ってきました。僕は即答で、トキと言いました。
僕の記憶では、ラオウとケンシロウは義理の兄弟なので、ラオウは兄にカイオウ、弟にトキがいたはずです。ケンシロウの兄はヒョウだったはずです。小学生で覚えたことってすごいですね。スラスラ出てきます。

使い方③:退職届の書き方
⇒AIには感情がないとかよく聞いていましたが、人間が良く書く文面での礼儀や相手への気遣いが文面にきちんと書かれていました。これが一番よい使い方だと思います。

ラオウの弟さんは、この監視チームで、いちばん生成AIを使いこなしたひとになりました。

このラオウの弟さん、高い腕時計をしています。どうも本業があるようです。
いままでは、オメガの高級腕時計を愛用していたようで、メンテナンスに数万かかるということで、いまは自宅に保管しているとのことでした。

案件を紹介するたびに「儲かりまっか」という返しに怪しさを感じてます。
このラオウの弟さんは関西出身なので、自然な開始ではありますが…当初のいじめられっ子だけを信じてしまうと痛い目にあいそうです。

まとめ

人と触れ合う仕事はやっぱり楽しいです。その反面、変な人と一緒になると、楽しくないです。
割合的には変な人に遭遇するのはとても可能性低いですが。
今回のチームのような10人中に1人くらいの割合でしょうか。

まぁこの一人も、新人にはみんな同じようで、自分よりも古い人とはコミュニケーションをとっているようです。ただ、人によっては上から言われるので、やる気なくす的なことを言っている人もいました。

同感です。今回の監視チームの仕事は最初で最後になると思います。僕はつまらないです。
それにいくら公認とはいえ、業務中に他の会社の業務をすることには抵抗があります。

業務に即した資格などの勉強にはもってこいの業務だ思います。
が、最終日経験したことで僕は、このチームは長くないのではと感じました。

最終日の夜勤は、日が明けてしまえば月初めです。
見慣れない人たちが朝の7時くらいから続々と監視ルームへと入室してきます。
どーも作業があったらしく、そんな周知もされていないので、明け方、僕以外の2名は寝ていました。
僕だけ起きてれば、業務は交代で行っていると嘘つけばどうにかなると思ったけど…特殊業務があったようで、大慌てです。

寝ている二人は起こされ嫌味も言われ、さらにはD社の代表のチームリーダに軽い文句を言われます。
ただ、周知していないチームリーダに「なんでいない人にしか周知してないんですか」とB社の2年目の子に指摘され、何も言えなくチームリーダー。あほの極みです。こんな人間がリーダーできるわけありません。このリーダーは41歳なので、若手ではありません。なんでこんな簡単なことがわからないのでしょう。

最終日の終わり際に、ドタバタで面白かったです。
とりあえず、「短い間お世話になったお礼」を言って、夜勤者、日勤者にお別れをいいました。
チームリーダは、他のチームとの連携のため、業務にあたっていたので、ラオウの弟さんにIDカードを返却しました。

このドタバタ劇の最後の際、たぶん、発注者(A社: 日本最大手)のプロパ社員が来ていたのだと思います。
普段見ない人たちがたくさん来る点、「いま作業中?」とか、「JP1の作業は?」とかたくさん聞いていました。さらに、その人たちが来た時に、3人中2人は寝ている始末。

どおり、向かいの席で、こっちを見ている人がいると思いました。後になってわかりましたが。
それと、トイレへの生き返りで、非常に観察されました。僕としては、なんも悪いことしてる気はないので「見んなよ」オーラを出しとりました。

えらい人たちが、えらい業務の確認をしたかったんですね。
これは、この監視チームは早く入れ替えを行った方がいいと思いますね。
そういえば、前日の夜から、他のチームの視線が良くなかったです。

こんなチームには長いしないほうが身のためです。
いらぬことで被害を被り、いわれのない罪をかぶることになります。

1カ月でやめれてよかったです。
業務委託ごっこもできたので、あとは約束の報酬がきちんと支払われれば完了です。
請求書も初めて作った、屋号こみの口座。
バーチャルオフィスの港区住所も記載してみました。

さて、確定申告と青色専従者給与の手続きを来週までに終えないといけません。
それに、今月末に日商簿記2級試験も控えています。

試験は無理だと思いますが、最後まで悪あがきをします。

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