考え事 : デイトレ #007 デイトレまとめ

考えごと

1年以上かけてデイトレをしてきて、
行き着いたデイトレに関する考え方をまとめたいと思います。

エントリー根拠、トレード注文、資金管理を極力シンプルにし、
自分のわかりやすいよう「日計りの呼吸」として各型に落とし込みました。

このルールを守るだけで、デイトレなどの短期トレードでの永遠のテーマである、
損小利大を解消できると思っています。

また、株式やFXを含め、デイトレトレードのとスイングトレードについて、
個人的な考えをまとめておきます。

  1. 日計りの呼吸
    1. 日計りの呼吸について
    2. 型一覧
      1. 壱ノ型 霹靂一閃 ※寄付き直後のEMA21基準の反発狙い
      2. 弐ノ型 生生流転 ※買いのトレンドフォロー
      3. 参ノ型 逆生生流転(仮称) ※売りのトレンドフォロー
      4. 肆ノ型 打ち潮 ※買いの反発狙い
      5. 伍ノ型 滝壺 ※売りの反発狙い
      6. 陸ノ型 未修得
      7. 漆ノ型 炎雷神(ほのいかづちのかみ) ※妻のトレード
      8. 捌ノ型 未修得
      9. 玖ノ型 未修得
      10. 拾ノ型 未修得
      11. 拾壱ノ型 凪(なぎ) ※手動損切り
  2. エントリー根拠① EMA21付近での反発狙い
    1. 買いエントリー例
    2. 売りエントリー例
  3. エントリー根拠② 前日終値、VWAP、始値など
    1. 弐ノ型 生生流転の例
    2. 参ノ型 逆・生生流転(仮称)
  4. エントリー根拠③ EMA&MACD&RSI
    1. 肆ノ型 打ち潮の例
    2. 伍ノ型 滝壺
  5. 注文方法
  6. 資金管理
    1. 損切りを1と考える
    2. 益出し(利確)は損切の倍数で行う
    3. 損切り貧乏の誤解
  7. 使用しているテクニカル指標
    1. ローソク足
      1. 寄付き時
      2. 相場中(9:15~11:30, 12:45~15:30)
    2. EMA (指数平滑移動平均線)
    3. MACD (移動平均収束拡散法)
    4. RSI (相対力指数)
  8. 逆指値の価格調整(損切りポイント)
    1. 株価が500円未満の銘柄では1円で損切り
    2. 株価が500円以上1,000円未満の銘柄では3円で損切り
    3. 株価1,000円以上3,000円未満の銘柄では9円で損切り
    4. 株価3,000円以上~10,000円未満の銘柄では36円で損切り
    5. 株価が10,000円以上の銘柄では35円で損切り
  9. 益出しはリスクリワード1:3以上
  10. さいごに

日計りの呼吸

本記事で紹介する「日計りの呼吸」は、漫画『鬼滅の刃』の呼吸・型の表現を元ネタにしたオマージュです。投資の技法を型として整理し、物語性を持たせることで、より記憶に残りやすく、親しみやすい形にしています。

日計りの呼吸について

日計りの呼吸とは、すべての型に共通して IFD注文(損切り設定あり) を基盤とし、株価が狙いの方向に進むときには トレーリングストップを一定間隔で実行することで、損切りも利益確定も逆指値で管理する呼吸である。

型一覧

壱ノ型 霹靂一閃 ※寄付き直後のEMA21基準の反発狙い

 技発動条件:
EMA21の上位で始まり、EMA21付近まで下落したとき

弐ノ型 生生流転 ※買いのトレンドフォロー

 技発動条件:
EMA21の上で価格が推移しており、前日終値や、VWAPなどまで株価が下落した時

※株価の動きを線で結んだ時に、N字やW字のような形になる。

特徴:
上昇トレンドフォローした順張りトレード。

課題 :
MACDなどで乖離(トレンド転換のサイン)が有無、買われすぎの判断が難しい

参ノ型 逆生生流転(仮称) ※売りのトレンドフォロー

 技発動条件:
EMA21の下で価格が推移しており、前日終値や、VWAPのなどまで株価が上昇した時

※株価の動きを線で結んだ時に、逆N字やM字のような形になる。

特徴:
下降トレンドフォローした順張りトレード。

課題 :
MACDなどで乖離(トレンド転換のサイン)が有無、売られすぎの判断が難しい

画像は後日UP予定

肆ノ型 打ち潮 ※買いの反発狙い

 技発動条件:
EMA21との乖離、MACDとの乖離、RSIで買われすぎの時

特徴:
売られすぎ場面での買いが入るタイミングを狙う

課題:
発動条件が揃っても、さらに売られる可能性がある。連続エントリー厳禁。

伍ノ型 滝壺 ※売りの反発狙い

 技発動条件:
EMA21との乖離、MACDとの乖離、RSIで買われすぎの時

特徴:
買われすぎ場面での売りが入るタイミングを狙う

課題:
発動条件が揃っても、さらに買われる可能性がある。連続エントリー厳禁。

※後日アップ

陸ノ型 未修得

漆ノ型 炎雷神(ほのいかづちのかみ) ※妻のトレード

 技発動条件:
妻のエントリー基準で、フルレバレッジを用い、利益を最大化する

特徴:
トレイリングストップは2段階とし、損切りリスク分の利益を確保後、利益を最大化する方法。

課題:
利益の取り逃がしが多いのが今後の課題

捌ノ型 未修得

玖ノ型 未修得

拾ノ型 未修得

拾壱ノ型 凪(なぎ) ※手動損切り

 技発動条件:
発注ミスや不測の事態が発生

エントリー根拠① EMA21付近での反発狙い

対象の型: 壱ノ型 霹靂一閃

買いエントリー例

寄付き付近での取引なので1分足チャートを参考に、EMA21付近でエントリーし、
EMA21との乖離またはMACDの乖離で判断し、利益を確定する。

売りエントリー例

画像は、後日アップ予定

エントリー根拠② 前日終値、VWAP、始値など

対象の型: 弐ノ型 生生流転、参ノ型 逆・生生流転(仮称)

弐ノ型 生生流転の例

参ノ型 逆・生生流転(仮称)

画像は、後日アップ予定

エントリー根拠③ EMA&MACD&RSI

対象の型: 肆ノ型 打ち潮、伍ノ型 滝壺

肆ノ型 打ち潮の例

伍ノ型 滝壺

画像は、後日アップ予定

注文方法

逆指値注文を用いたIFD注文とします。

発注時に、買い付け値と逆指値(損切りポイント)を同時に注文する方法です。

この注文方法で、利益に関しては指定しないので拡大が図れ、
損失額を固定化できるので、「損切りが遅れる」などのミスが起きる感情を排除します。

なお、逆指値注文は成り行きで執行されるため、
想定価格と実際の約定価格にズレ(スリッページ)が生じる可能性があります。

資金管理

基礎とする部分は「バルサラの破産確率」を参考にしています。
また、この考えについては「システムトレード 基本と原則」で知り資金管理の重要事項に取り入れました。

現時点での証拠金は80万とし、証拠金の0.45%のリスク(3,600円)を許容とします。

また、信用枠では証拠金の3.3倍となるので、0.15%のリスク(3,600円)となります。

損切りを1と考える

損切り額の3,600円を1とし、株価が買値から損切り価格分上昇したら、
逆指値注文の価格を3,600円引き上げるトレーリングストップをします。

この割合を厳格にまもることで、損大利小を排除します。

※損切り額は銘柄により変更しますが、損切額を1とするのは変わりません。
※損切りが多発する際は、エントリーを見直します。後述します。

益出し(利確)は損切の倍数で行う

損切り額が3,600円とした場合、株価が買値から3,600円上昇したら、
逆指値を3,600円引き上げます。この状態になれば、損切りが発生しても損失は0円です。

さらに株価が3,600円上がれば、逆指値を3,600円引き上げます。
逆指値の2回目の引き上げで、損切額のリスク分の利益は確保できます。

また株価が3,600円上がれば、逆指値を3,600円引き上げます。
逆指値の3回目の引き上げで、損切額を1とし、利益を2とできます。

…と、この調子で逆指値に株価が到達するまで繰り返します。

また、十分に利益を確保できた(損切り額の3倍以上)場合は、
逆指値を引き上げポジションを切っても良いですし、さらに利益を拡大しても良いです。

実際、こう考えることで僕は損小利大にできました。

損切り貧乏の誤解

トレードでは、リスクリワードという損失と利益の割合で考えるのが一般的です。
利益を伸ばすには、底値付近でエントリーするのが基本ですが、
どこが底値かなど誰にもわかりません。

僕の日計りの呼吸は、すべてIFD注文で損切り設定を行います。
損切り額は銘柄の株価により調整しますが、上限は3,600円です。

この額は破産確率0.45%で算出した額です。

例えば、「6857 : アドバンテスト」などの値嵩株の銘柄は株価が20,000円前後です。
この銘柄は1TICK=5円動きますが、僕はこの銘柄でも損切りは3,500円とします。

損切りは7TICKで発生してしまうので、損切りが多発しやすいです。

巷で、損切りが多発することを「損切り貧乏」と呼ばれています。
きちんとした定義は知りませんが、youtuberなどの発言などを聞いていると、
「損切り貧乏」=不要な損切り=損切り設定が浅い
というニュアンスで使われていることが多い気がします。

以前は、僕もそうでしたが、現在の考えは全く違います。

この節の冒頭で書いた通り、「利益を伸ばすには、底値付近でエントリーするのが基本」は、
正しいことだと思います。ならば、損切り設定額は小さくするべきです。

損切りは単なるコストです。
損切りが多発するなら、損切りの設定位置を見直すのではなく、
エントリー根拠、タイミングを見直すべきです。

以上をまとめると、僕の資金管理はいかに集約できます。

・破産確率は限りなく0に近づける。
・破産確率から算出した損切額を1と考える
・一日の損失上限額とトレード上限数を設ける

使用しているテクニカル指標

ローソク足

寄付き時

1分足チャートを使用 ※EMAとの位置関係は5分足で判断

相場中(9:15~11:30, 12:45~15:30)

5分足チャートと日足チャートを使用

EMA (指数平滑移動平均線)

短期 : EMA9
中期 : EMA21
長期 : EMA75

上記の3本線を使用していますが、日足チャートではEMA200も使う場合があります。

MACD (移動平均収束拡散法)

トレンド転換を確認するために使用しています。

RSI (相対力指数)

買われすぎ、売られすぎを判断するために使用

逆指値の価格調整(損切りポイント)

銘柄ごとに損切り額を調整しますが、5パターンしかありません。
※資金量の関係で、現時点は1株24,000円を超える銘柄は対象外とします。

またここで示す対象銘柄は、TOPIX500採用銘柄が対象です。

investing.com : TOPIX500構成銘柄

株価が500円未満の銘柄では1円で損切り

TOPIX500銘柄は、1TICK=0.1円ですので、損切りが1円としても、
10TICKある計算になります。

また、この価格帯の銘柄では1,000株以上で取引するため、一回のトレードでの想定損失額は1,000円以上になります。

株価が500円以上1,000円未満の銘柄では3円で損切り

1TICK=0.1円銘柄なので、損切りポイント3円は、30TICKとなります。

1回あたりのトレードは、1,000株で考えます。

株価1,000円以上3,000円未満の銘柄では9円で損切り

1TICK=0.5円銘柄ですので、損切ポイント9円は、18TICKとなります。

1回あたりのトレードは、400株で考えます。

株価3,000円以上~10,000円未満の銘柄では36円で損切り

1TICK=1円銘柄ですので、損切ポイント36円では、36TICKとなります。
※割合にすこし誤差があるので、今後18円に調整するかもしれません。

1回あたりのトレードは、100株で考えます。

※自信がある場合は、200株でのエントリーも考慮します。

株価が10,000円以上の銘柄では35円で損切り

1TICK=5円銘柄ですので、損切ポイント35円では、7TICKとなります。
※5円刻みなので、35円としています。

1回あたりのトレードは、100株のみです。

益出しはリスクリワード1:3以上

株価が上昇するにつれ、逆指値を引き上げるので、
株価が上昇するまでに初期逆指値、または引き上げた逆指値で決済される場合があります。

リスクリワード1:3を超えるまでは損切りとし、超えた場合は益出しとします。

なお、含み益がリスクリワード1:3を超えた場合は、いつ利確しても良いです。

利益を最大化するか、即益出しを行うかは自由です。

さいごに

現時点のトレードルールは下記とし、明らかに違反した場合はデイトレを即引退としています。

1, ナンピン禁止
2, 逆指値必須
3, 1トレードあたりの損失額上限は 3,600円
4, 一日の損失額上限は、18,000円
5, 一トレードの上限は5回
6, 損切り発生後は10秒数える
7, 損切り発生後は同銘柄・同建玉のエントリーは最低5分禁止
8, 寄付きエントリーは1回のみとし、その後は9:15まで待機する

以上が、僕が考えるデイトレ戦略のすべてです。

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