考え事 : デイトレ④

デイトレ

本日は、デイトレについて考えていることを記事にします。

ちなみに、僕はトレーダーというのも恥ずかしいくらいの、
なんちゃってトレーダーです。

成功していない、なんちゃってトレーダーが、
成功を夢見て模索している姿をお楽しみください。

デイトレに必要だと思う能力

現時点で必要だと思っている能力は、以下の8つです。

  1. テクニカル分析力
  2. 制度理解(信用制度、注文方法等)
  3. 資金管理
  4. 売買ルール(エントリー)
  5. 売買ルール(リスクリワード、ペイオフレシオ)
  6. トレードプランに沿って忠実にトレードが行える能力
  7. 間違いを認める能力
  8. 他者を参考にしたり、間違いを正す、自己改善力

この能力すべてを持っていないと、デイトレなどの短期トレードでは、
成功するの難しいと思っています。

ちなみに、僕は一部しか持っていませんので、現時点、成功できないトレーダーです。

順を追って説明します。

1. テクニカル分析力

テクニカル分析の方法は数えきれないくらいの種類があります。

その中のどれを選ぶかは個人の自由であると考えます。

で、ここでいうテクニカル分析力は…

常に同じテクニカル指標でテクニカル分析を行う

ということです。

テクニカル指標が違えば計算方法が違うので、解釈が変わることがあります。

悪い例をあげると、普段のテクニカル分析では「買い場じゃない」のに、
他のテクニカル指標を使い「買い場を示す」指標を信じてトレードするなどです。

常に同じ指標で分析を行うことで、エントリー条件が同じ場面でエントリーしていれば、
これは再現性がありますし、検証しやすいです。

ということで、このテクニカル分析力というのは「常に同じテクニカル指標で分析を行う」です。

2. 制度理解 (信用制度、注文方法等)

デイトレでは資金効率をあげるために、信用取引を使う人が多いと思います。

信用取引は、証拠金を担保に証券会社からお金や株を借り、
手持ち資金以上の取引ができる仕組みです。

証拠金の3.3倍まで運用が可能です。

そのほかに、制度信用、一般信用、日計り信用(いちにち信用)。

注文方法法は、成り行き、指値、逆指値、IFD、OCOなども必要な知識です。

これらを知らないで取引すると、無駄な手数料が発生したり、
強制決済されたり、最悪は追加証拠金(略称: 追証)が発生し口座資金がなくなります。

そのため、制度理解力も必要です。

3. 資金管理

破産確率の計算が重要だと思っています。
勝率・ペイオフレシオ・建玉数から、資金がゼロになる確率を事前に出しておくことで、
検証をしやすいですし、破産(資金がゼロ)になるまでのシミュレーションができます。

最大損失額などを設定し、これを厳守する管理能力が問われます。

4. 売買ルール (エントリー)

エントリー条件を持ち、その条件が揃わないとエントリーしないとする自制力です。

こちらは再現性のあるトレードにもつながりますし、
再現性のあるトレードでないと検証の意味も薄れます。

ただ、これも簡単ではありません。

エントリー条件が揃っていないのに、「欲が出てついエントリー」「いや大丈夫」など、
希望的観測で自分の都合の良いトレードをする可能性が非常に多いです。

条件を満たさないトレードは、再現性がないので、排除すべきです。
これも、言うのは簡単ですが、実行するのは非常に難しいです。

5. 売買ルール (リスクリワード、ペイオフレシオ)

リスクリワードは、トレード前に『どれだけの利益を狙い、どれだけの損失を許容するか』を
決める目標比率で、ペイオフレシオは、トレード後に『実際に得た平均利益と平均損失の比率』を
示す実績値です。

この比率が乱れると、勝率が50%でも損失大になってしまいます。

トレードは上がるか下がるかですので、確率でいえば50%ですので、
利益を上げ、損失を減らせば、利益が残る構造を作ることができます。

ここで邪魔するのが感情で、行動経済学でいうプロスペクト理論の損失回避バイアスです。

このバイアスが働くと利益を早く確定してしまいたくなり、逆に損失は確定したくなくなり、
どんどん損失がふくれあがり、さらに損切りができなくなります。

結果、リスクリワードが崩れてしまいます。
このようなバイアスを排除するにも、リスクリワードを厳守する必要があり、
感情のいらない自動発注のIFDOCO注文などが有効だと考えます。

6. 間違いを認める能力

これは、「1. テクニカル分析力」の対極にある考えです。

分析力があると、その代償としてバイアスが発生しやすく、
自分のミスを認めたくないというバイアスと、損失回避バイアスが2重で働くと思います。

トレードを難しくするのは「バイアス」を生むメンタルなので、
これを排除することはできなくても、あくまで予想なので間違って当然という意識が大事です。

たとえば、値上がりすると思ったけど、反対に値下がりしたのなら、
反対注文を入れ、反対のポジションでエントリーするだけです。

また、この間違いを認める能力がないと、損切遅れが発生しやすいと思います。

「間違いを認める能力」は自分に自信がつくたびに低下する能力だと考えます。
日本のことわざにあるように「初心に忘れべからず」が必要です。

7. 他者を参考にしたり、間違いを正す、自己改善力

これもテクニカル分析力やトレードに関しての知識があがると、低下する能力かもしれません。

ちなみに、これはトレードだけではなく、いろいろな人の意見は聞くべきだと思います。

その数ある意見の中で、良いとこどりをして、
自分なりの答えを出し、自分を改善することが重要だと思います。

まぁ中には「わたしは改善する必要はない」と思い、
他者の意見に聞く耳も持たない人もいるかもしれません。

聞く耳を持たない人は、自己改善できるのであればよいのですが、
僕の経験則では、このような方に自己改善力があった人を見たことがありません。

人間は習慣に縛られやすく、慣れた行動を否定されると防衛本能が働きます。

人間は習慣的動物だと聞くので、自分の慣れた習慣を脅かすアドバイスには、
耳をふさぎたいものです。

しかし、この聞きたくないということこそ、聞くべきと思うのが僕個人の発想です。
聞きたくないということは自分に思い当たるふしがあることで、
改善すべき優先度の高いことであると思っています。

ちなみに、僕は、この自己改善能力が唯一の取柄だと自負しています。

まとめ

現時点、僕は上に上げたの7つの能力のうち、
すでにあると思っている能力は下記の3つです。

2. 制度理解(信用制度、注文方法等)
3. 資金管理
8. 他者を参考にしたり、間違いを正す、自己改善力

残る5つも、持てるように検証を重ねていきたいと思います。

ちなみに、妻もこれらの能力をすべて持っていません。

なので、妻も専業トレーダーとしての資質は現時点「ない」という判断に至りました。
妻の劣っているものは、自己改善力、制度理解、資金管理ではないかと考えています。

妻の改善ポイントは、僕からすると簡単だと思うのですが…妻には難しいようです。
反面、僕の劣っている部分は妻はすべて持っているので、妻には簡単なのでしょう。

というわけで、現在考えているデイトレなどの短期トレードに必要な能力をまとめました。

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